









刃厚4mm、フルタング、コンベックスグラインド。バトニングやチョッピングなどハードな使い方に耐える強度にこだわったこのナイフは、アメリカ・ヨーロッパで数々の賞を獲得してきたカスタムナイフの巨匠・原幸治がデザインから刃付けまでを自らの手で手掛けます。

DLC(ダイヤモンド ライク カーボン)によってコーティングされたブラックのブレードに合わせ、ハンドルとシースもブラックに。ファクトリー物でもフルカスタムでもない「セミカスタム」で、原幸治らしいエアステップ・バンブーステップの美しさを実現しました。


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今回使用したブレード鋼材はハイス鋼(SKH51)。とにかく切れ味が良い。
主に切削工具に使われる非常に硬い炭素鋼で、包丁やナイフでは超上位クラスの製品に多く採用されているものです。切れ味が鋭く、耐久性が高いため切れ味が長く持続するのが特徴であり、今回のブッシュクラフトナイフのようなハードなシチュエーションが想定される製品にも向いています。
Northern Landでは、硬度64のハイス鋼を、熱処理で調整し硬度61とすることで靭性を高め欠けにくく仕上げています。

DLCコーティングの採用を決めました。
DLC (Diamond Like Carbon)コーティングは特別な保護材です。何が特別かというと、金属表面にナノレベルの薄膜をつくることで、従来にない不変性・耐腐食性・優れた硬度・低摩耗係数の表面にすることができる希少価値の高い技術なのです。この技法は、F-1をはじめ、発電、航空宇宙、医療セクターのような様々な分野で20年以上使用されています。


原幸治を知る人なら、彼の代名詞「エアステップ」の美しさを知っているでしょう。日本の段々畑からインスピレーションを受けたそのフォルムは、どこか和の心を感じさせる独自の世界観を表現。

一方、バンブーステップはその名の通り、竹をイメージしてデザインされたもの。こちらも原幸治を代表するハンドルデザインのひとつです。竹の節を表現したハンドルの凹凸が、手の大きさを問わず指にしっかりとフィットします。


