




2021年4月、北海道立旭川農業高等学校や地域の様々な分野のプロ集団(地場産業 企業)とタッグを組み、同高校として初めての酒米生産を開始しました。
また、酒米生産だけでなく酒米・日本酒講話の実施や商品デザイン制作にも携わってもらい、酒米が日本酒になり製品化されるまでの全ての工程を学びます。
年々消費量が減少傾向にある日本酒業界に新たな付加価値商品の展開と、次世代の生産者になりゆく農業高校生に酒米の知識を伝達し、日本酒の未来を繋いでいきたいと始まった、1年を掛けた壮大なプロジェクトです。


作付けする品種は作りやすさと寒さに強い酒米である北海道産酒造好適米「きたしずく」を選定。初年度は同校所有の一部である3750㎡の水田を使用し、約30俵分の酒米生産を開始しました。

2021年9月30日、稲刈り日和の快晴。プロジェクトメンバーも集まり、無事稲刈り作業を終えました。夏は記録的な猛暑が続き、高温障害の影響でおこる品質低下が心配されましたが、生徒や先生方の徹底した水管理のお陰もあり、 一等米の評価 をいただきました!

①酒米・日本酒講話
旭川農業高校 農業科学科 水稲専攻班では、普段の授業でうるち米の生産を行っており、今回が初めての酒米生産。精米した酒米を実際に見ながらその特性を知り、うるち米との違いを学びました。

②生徒達と一から作るプロジェクトロゴマーク
大雪山、旭川農業高校、稲穂をモチーフにしたロゴデザイン。

③生徒達の想いが込められた商品名・ラベルデザイン
【商品名】旭農高日本酒プロジェクト 兆 2022
生徒達が1年間のプロジェクト活動で感じた想いを漢字一文字で表してもらい、その中から1つを選定。
今年選ばれた漢字は…「 兆(きざし) 」
プロジェクト初年度(スタート)ならではの漢字一字。旭農高日本酒プロジェクトのはじまりであり、そして、今後旭川の特産品に育っていくという意味が込められています。

純米酒 旭農高日本酒プロジェクト 兆2022
旭川農業高校 農業科学科 水稲専攻班の生徒達が育てた酒米を使用した純米酒。
原材料/米、米こうじ、アルコール分/15度以上16度未満
精米歩合/60%、原料米/北海道産酒造好適米 きたしずく

日本酒とのセット商品も販売予定
①旭農米(令和3年産・5kg入)
旭川農業高校が授業で栽培管理している水田は全部で4haあり、高校生が栽培管理する水田面積では日本一の広さです。今回、旭川農業高校 農業科学科水稲専攻班が授業の中で生産している、うるち米「ななつぼし」をご用意させていただきました。

②旭農高スモークビーフ(1袋 110g入・冷凍品)
旭農高日本酒プロジェクトの日本酒醸造の際に副産物として精製される酒粕を使用したスモークビーフ。旭川農業高校 食品科学科 肉加工専攻班の生徒達が授業の中で一から製造・パッキングをしています。※冷凍品の為、お酒と別送になります。
高砂酒造の酒粕を給与して育てた旭川のブランド牛「旭高砂牛」のブリスケットに、酒粕や旭川の醤油製造工場キッコーニホンの白醤油などを合わせた調味液を加え、約1週間漬込み、桜チップで燻しています。とても柔らかくジューシーで、肉の旨みがしっかりと感じられます。
特定原材料 情報 / 小麦、大豆、牛肉


